第二種電気工事士試験と工具

自宅内の簡単な電気工事は自分でやりたいという希望と,この手の工事の技術への興味から,電気工事士の資格を目指すことにしました.電験3種を持っていると,筆記試験が免除になりますので,ひたすら実技試験の練習をすることに.黒本とかAtoZとか巷で評判の良い教科書を揃え,工具や部材セットについてもネットの情報と自分の好みでバラバラと用意し,気分を盛り上げていきました.

電力系のごつい工具類は,あまり持ち合わせが無かったので,結局ほとんど用意するはめになっています.特に重要なのは,圧着工具とペンチとナイフでしょうか.圧着工具についてはJIS規格を通ったもの限定なので,選択肢は限られます.VAストリッパーも本番では活躍させますが,当面は腕を磨く意味も含めて電工ナイフで練習をしています(ストリッパーを用いた作業は,普段弱電系作業でも慣れているので).

ペンチは,ぶっとい線を切る,曲げる,という作業に使うので,手の負担を減らすことを重点に選びました(大き目の方が,軽い力でザクッと切れるものです).今まで弱電系ではHOZANの工具にお世話になることが多かったですが,ペンチは定評のあるフジ矢の”電工職人ペンチ”を選びました.太い線でも楽に切断できて,なかなか良いです.このペンチは途中でモデルが変わったらしく,ペンチの先が普通のギザギザになっているものと,斜めギザが交差した形になっているものがあります.普通のタイプの方がしっかりつかめるとも言えますが,輪作りには,斜めギザ交差タイプの方が使い易い気がします.まあ,お好みで.