カテゴリー: 自作

タモ網棒(ランディング・ポールと呼ぶらしい)

SOTAでアンテナの支柱として,釣り用のタモ網棒がしばしば使われます.釣竿と比較して,先端まで太くて剛性が高いため,V字型のダイポールアンテナもなんとか支えることが可能です.前回のアクティベーションで用いたタモ網棒は,仕舞寸法が1m以上あり,ザックにくくりつけることもままならず,登山中は杖の様に持ち歩く羽目になりました.
そのため,もう少し仕舞寸法の短いものを探していたのですが,釣り具で有名なDAIWAの5mのものが良さそうだったので調達したところです.次回のSOTAアクティベーションでは,メガネフィーダーと共に活躍しそうです.

G5RV,ダブレット,平行フィーダー,平衡型アンテナチューナー

マルチバンドのアンテナを検討しています.
トラップは,なんとなく避けたいので平行フィーダーを使った同調型のアンテナの検討を始めました.
G5RVは有名です.これは,平行フィーダーの先に同軸をつないで,同軸をクルクルと巻いてソータバランにし,高周波がコモンモードで無線機に到達するのを避けます.マルチバンドに対応する代わりに,各バンドでSWRが多少高く,それは無線機内蔵のATUでなんとかする,という方針の様ですね.フィーダーも含めたワイヤー全体としては同調しているのがポイントです.
一方,平行フィーダーを直接平衡型チューナーに突っ込んで,というやり方もあります.
チューナーが電圧腹(Hi-Z)にも対応していれば,エレメントの見た目は普通のダブレットのままで,長さを変えることなく広範囲の周波数でQRVできる優れもの.
とりあえず,いろいろ試したいけど,平行フィーダーが雨に弱いので,梅雨どきはなかなか実験ができないですね.

大岳山SOTA (JA/TK-007)

5月28日にいつものJG1GPY局,JL1NIE局と奥多摩の大岳山へSOTAアクティベーションに行きました.
前回の雁ヶ腹摺山では21MHzで不本意な結果であったため,思い切ってアンテナをRadixのV字DP改に変更し,多めの荷物で出撃です(リグは最近お気に入りのATS-4b).
Radixの改造ポイントは21MHz対応です.RD-S106の21MHz用の延長コイルを持っていないため,ホームセンターでステンレス棒1mを購入し,オリジナルと交換.それでも長さが足りない分は,キャパシタハットにワニ口クリップでビニール線をぶら下げて調整.
結果としてコイル無しのフルサイズDPになったためか,とても調子が良く,コンテストが始まる前の短時間に8局と交信できました.皆様,ありがとうございました.

今回の山行の二つ目のテーマは昼食作りです.冬の間に急に興味を持って入手,レストアした骨董品のRadius No.21というケロシン(日本では灯油)・ストーブの実験です.
プレヒートのアルコールに点火,バーナーヘッドが十分暖まってきたところで灯油が気化したガスに点火し,無事本格稼働.
そこからは,兼ねてよりパスタの研究を重ねているシェフのJG1GPY局に試していただきました.気温が高くなってきたせいか,大き目のメスティンに灯油ストーブの組み合わせでも,思ったより短時間でお湯が沸き,おいしくいただくことができました.

本日の総歩数,24,573歩.よく歩きました(笑).
#次回までの研究テーマは,アンテナのマルチバンド化,と置いてみました.

紫外線LED

プリント基板を自作する場合,最近は感光基板を使うことが一般的です.マスクを基板に重ねて露光する際,昔は蛍光灯に極端に近づけたりしたこともあるそうですが,最近は専用の紫外線ライトを購入して使うことが一般的な様で.
蛍光灯の仲間の,昔の冷蔵庫によく入っていた殺菌灯の様な製品なのですが,今時はLEDじゃねぇ?と思いウェブサイトを散策してみると,同じような考えの方が秋月で紫外線LEDを購入して作成している記事を発見しました.
早速同じような感じで作成,あまり肉眼で見てはいけないのですが,試してみると可視光も明るく出ています.これで4分くらいで感光が終わるとのこと.

さて,KiCad,感光基板と外堀は埋まってきましたが,本題に入るのはいつになることやら.
SOTAのハイシーズンになったので,当面はアンテナの工夫にシフトしそうで,難しいかな.

NXP LPC

現在計画中の無線機は,受信部はアナログフロントエンド+SDR,送信部はDDS/PLLという最近では一般的な?な構成を予定しています.
そのためのお手軽なマイコンとしては,NXPのLPCかSTMicroのNucleo関連がメジャーです.開発環境については,NXPはユーザ登録すれば実用上問題無い程度の規模制限付きで入手できます.一方STMicroの方は,最初から規模制限は無い?様です.高速ADCが内蔵されたARM-M4(DSP拡張されている)ベースのチップがあるために,LPC4370をSDRに用いるという記事も散見されます(CQ出版のインタフェースなど).
受信がCWのみの場合,SDRは若干牛刀な雰囲気も否めませんが(笑),練習と思ってゆっくりと進めようかと.

KiCad

最近,いろいろな工作の希望が並走していて,とっ散らかっているのですが,表面実装部品も多くなってきたこともあり,プリント基板の自作を考えたいと思っています.最終的に安定したところでは,基板会社に頼めば便利なのですが,実験レベルでは,自分でもエッチングをやってみたいところです.
どちらにしろ,基板CADが必要になります.巷では,EAGLEが鉄板だったのですが,契約条件が色々あり,趣味用途では,基板サイズが限られているのと,商売に使ってはいけない,という制限があります.特に,ビジネスにするつもりは無いのですが,実費で配布しても文句を言われそうな気がしたので.
一方,ここ数年,CQ出版が一押しにしている基板CADはKiCadです.何よりも楽しいのは,ソースも開示されていて,Linux版もあることです.自分でソースをいじることは無いとは思いますが,古い人間としては,なんとなく安心感があります.また,最近の版では,ライブラリをgithubでworld wideで共有,配布する方向になってきており,それも便利そうに感じている次第です.
とりあえず,トラ技スペシャルをながめてサンプルを試そうとしていますが,あれは旧い版のKiCadをベースにしているので,注意が必要ですね.

ATS-4b再調整

先週の菰釣山SOTAで,21MHzで世界中に強力な信号を展開しながら,受信フィルタの調整ミスというお粗末な原因で,皆さんのコールを取れないという失態を演じてしまいました.
今まで数多くの無線機を組み立てながらも,受信フィルタがそんなに遮断特性が良かった経験がなく,調整を甘く見ていたのが敗因です.
早速,FT-450の出力を5[W]に絞り,Diamondのダミーロードを接続して,パドルで送信し,ATS-4bの受信フィルタを調整.
低い周波数のバンドほど,フィルタとしてはブロードというか,多少ずれていても信号が聞こえないということは無いのですが,ハイバンドになると意外とクリティカルなことがわかりました.
問題の21MHzについては,予想通り全く聞こえない状況になっており,二つのトリマーを交互に調整して,とてもよく聞こえる状況になりました.次の週末にでもテストしようと思います.

菰釣山SOTA (JA/KN-005)

桝形山無線倶楽部の皆さんと,菰釣山(こもつるしやま)にアクティベーションに行きました.
先日変更申請が終わったばかりのATS-4bの実験,21MHzのEFHWの実験,ハムフェアでゲットしたリチウムイオン電池で作った電源の屋外初運用など,初物尽くしの実験です.
山頂までは,時間はそれほど長くはかからないのですが,急な上り坂が連続するため,結構疲れるというか息が上がります.
前もってATS-4bのキーメモリーにコールサインやSOTAの情報を入れておいたので,21MHz様にEFHWアンテナ(7mのビニール線)を釣竿で設置後,ひたすら送信するも全く応答が聞こえず,「コンディションが悪いのかなぁ」,と考え,その後JL1NIEさんがspotしてくださったのですが,それでも全く応答が得られず.次第に山頂の寒さが身に応え始め,あきらめかけていたところ,JL1NIEさんが,「7M4EZBは信号は強いが全然応答しない」とWebサイトに書かれていると教えて下さり,どうもATS-4bの受信がうまくいっていないことがわかり始めました.おそらく受信フィルタの調整が誤っていると推測されます.
自宅のアンテナは14MHzと7MHzしかないため,21MHzの受信フィルタは,ノイズを頼りに調整しただけでした.
コンディションは結構良かった様で,ZLからも強い信号と言われていたそうで.私の信号に一生懸命応答してくださった皆様,本当に申し訳ございませんでした.
9月に製作し,10月中に変更申請が間に合い,あとはアンテナという具合にあまり余裕の無いスケジュールのしわ寄せがこんな形で表れてしまいました.せめてもの救いは,皆様のおかげで,作り立てホヤホヤのリグで遠くまで信号が届くことを確認できたことです.どうもありがとうございました.
これからリグを再調整して,次回に備えたいと思います.

山頂が寒くて写真をほとんど撮らなかったのですが,少しだけ.
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ATS-4bの申請完了

TSS経由で申請しました.紙ベースの方が速いという情報を各方面から得て,試してみました.TSSのサイトに置いてあるExcelは意外とよく出来ています.
それに記入し,お金を振り込んでTSS宛に送付したのが9月末頃.なにも音沙汰がなかったので,その二週間後くらいにTSSへ電話したところ,書類が届いて翌日くらいにはすぐに総通へ送付したとのこと(確認の際にコールサインをスマフォのマイクにフォネティックコードで言ったのが新鮮でした).
待つこと数日で紙の局免とシールが郵送されてきました.TSSへ送って正味3週間くらい.確かに電子申請よりも速いかも知れません.
秋のSOTAに間に合ったのが何よりも嬉しい!

シールを貼って出撃準備万端のATS-4b
シールを貼って出撃準備万端のATS-4b

Liイオン電池で楽しむ

山と無線で知り合ったJA1CTCさんにリチウムイオン電池の保護回路基板をいくつも分けて頂いたので,ハムフェアで入手した3本パックをバラして使いやすくすることにしました.3本パックは,まとめて管理する保護回路がついていますが,個々のセルのバラつきを念入りに面倒見てくれるわけではありません.そのため,保護基板をはずし,各セルから配線を取り出し,個別に充電できるようにしました.但し,保護回路は,過充電,過放電防止に重要なので,1セル単位で機能するものが必要になります.そこで譲っていただいた基板が役に立ちます.

本来は,電池にべったりとくっつけ,セルが高温になった時の検出用サーミスタも有効利用すべきですが,今回は温度管理はしないので,とりあえず,別基板で保護回路を構成しました.まず,保護回路基板に錫メッキ線をくっつけて基板につけやすくします.

実装用にメッキ線を付けた様子
実装用にメッキ線を付けた様子

次に,3本パック用に,保護回路基板3枚を実装した回路を製作します.また,Mountain Topperは9V動作なので,三端子レギュレータボードも作成します(STMicroのレギュレータ付でaitendoで99円でした).

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Liイオン電池3本パック用保護回路セットと9V用レギュレータ

コネクタの4本端子に対し,1セル毎に間違いなく充電するために,2.1mmの充電用ジャックを3連にしたものを作成しました.ボーっとしていると逆接続して火災を起こしそうなので,こういう部分はフェールセーフにしておきます.

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3本パック充電用ジャック