VOX MV50-CLは,なかなか良い

VOXから,次世代真空管であるNutubeを活用したMV50シリーズが発売されています.
イロイロなチューニング?バリエーションでClean,ROCK,AC,Boutique,Metalの5種類が販売されています.このうち,Cleanだけは異色な設定です(詳細はメーカーサイトVOX MV50-Cleanを参照ください).
Marchall,Vox,Laney,Blackstar,Hughes&Kettnerなど,イロイロと家用アンプを模索していたのですが,ノリタケとKORGという日本企業の努力の結晶であるNutubeを用いたアンプが,KORG傘下とは言え名門VOXのブランドで出てきた小型アンプにとても興味が湧きました.特にCleanの評判が良いらしく各地で品薄気味である中,かのサウンドハウスでも品切れで,さあどうしたものかと考えていたところ,突然入荷したことに触発されて思わずポチッ.
届いたのが以下のブツです.

VOX MV50-CL

評判通りの小ささと,ACアダプタのでっかさです.Nutubeはプリアンプ部分で,電力増幅部は半導体アンプとのことで,小型でありながら最大50Wの出力を得られるため,このACアダプタの大きさは,仕方ないかも知れません.スイッチング電源型のACアダプタであることからノイズの有無が懸念材料です.

早速試奏.まずは,一緒に購入したBeldenのスピーカーケーブル(BELDEN #9497 2SS)を用いて,自作スピーカーキャビネットに接続してみます.MV50には,出力を1/10,1/100に減衰させるスライドスイッチが付いているので,家でも安心と思ったのですが,マスタボリュームの調整範囲が広く,減衰させなくてもなんとかなる感じです.電力増幅部が半導体なためかも知れません.もちろん,1/100まで減衰させた方が,歪みの様子とかが顕著に表れるとかの違いはあるでしょうけど.

TREBLEとBASSのトーンコントロールの効きも良いです.調整しないと,TREBLEもBASSも強めな感じがします.特に出力が大きめのピックアップを付けたギターの場合は,BASSが響き過ぎるので,多少抑えめにしました.
音質についてですが,ネットで散見される感想を見るとCleanはすごくCleanな様に書かれていますが,結構,普通の真空管ギターアンプ並みに歪みます.太いと言えばそうかも知れませんが,とりあえず,OCDとかCentaur(モドキですが,笑)とかのエフェクターを付けなくてもいいかな,という印象です.

MV50には,スピーカ出力とヘッドフォン/LINE出力がありますが,ヘッドフォン出力の方が若干こもる感じです.スピーカ出力にアッテネータをかましてヘッドフォンで聞いた方が抜けが良いきらいがあります.ただ,少し音量を大きめにすれば,それほど気にならない,極めて優秀なヘッドフォン出力の完成度と感じました.

ACアダプタのノイズについては,それほど気にならないです.ヘッドフォンをつないだまま電源をONにすると,回路が安定になるまではミュートになっていて,ボツっと鳴り始めるのですが,最初の内は少し,スイッチング電源の様なノイズが聞こえていて,しばらく経つと消えます.これは,他のスライドスイッチ(ECOモード切替とか)を動かした際も同じように,しばらくノイズが聞こえた後消えていきます.まるで,機器内部でデジタル信号処理でノイズをキャンセルしているかのごとく動きます.ただ,シングルピックアップ特有のノイズは消えないので,その様な信号処理が入っていると思うのは間違いかも知れません.19V3Aくらいの電源が必要なので,今度シリーズ電源を作って,ACアダプタとの比較をやってみたいと思います.

なかなかいい感じのアンプなので,最近は毎晩これを使ってギターの練習に励んでいます.お薦めの逸品かな.

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