ATS-4b作りました

ATS-4bの基板,ほぼ完成状態.
ATS-4bの基板,ほぼ完成状態.

KD1JVさんがMountain Topper Radioの前に開発していたのがATS-4bです.最近,JA4AZSさんから未開封のキットを譲っていただき,秋のSOTAで21MHzでデビューするために?,急遽作成しました.JA4AZSさん,貴重なキットをお譲りいただき,ありがとうございました.無事,作成,稼働した様です.
基本構成は,80m, 40m, 30m, 20m, 15mの5バンドで,切り替えが送信フィルタ,受信フィルタ,マイコンへの指定の3種類ある点,ファイナルがBS170である点など,基本設計はそっくりです.7セグメントLEDのみの Mountain Topperと比べると液晶ディスプレイの表示情報量が極めて多く,音量調整のボリュームがあったり,色々多機能で,Mountain Topperのスーパーセットという感じです.
言い換えると,Mountain Topperは,ATS-4bから色々削ぎ落とした,割り切った設計と言えます.
とりあえず,周波数のキャリブレーションをして,出力電力を測定しました.電源は,最初は,NiMHの006Pを用いたのですが,うまく動いていることがわかった後で,単3エネループ8本に変更しました.電圧は,10.1[V]くらい(ATS-4bの液晶で表示された電圧).
この状態で低いバンドから順に2.9[W], 2.7[W], 2.7[W], 2.3[W], 2.3[W]くらいです.ハイバンドほど出力が下がるという傾向です.
ただし,ダミーロード相手に電波を出力している間に,かなり電圧が下がり,7[V]台になることもあるので,今度,例のLiイオン電池+三端子レギュレータで測定をやり直そうと考えています.
その前に,受信側のフィルタの調整もやらないといけませんね.